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男性型脱毛症(AGA)対策で知っておきたい毛髪について

男性型脱毛症(AGA)対策をする前に知っておきたいのが毛髪の構造や存在意義についてです。毛髪の役割は見た目の問題だけではないと知ることで、大事にしなければいけないものだと改めて認識することができるでしょう。

毛髪の構造について

 

毛髪の構造

一般に髪の毛と呼ばれているのは表皮の外側に出ている毛幹部分です。

 

毛幹部分を輪切りにすると、外側から毛小皮、毛皮質、毛髄の三つの層に分かれています。この毛小皮はキューティクルと呼ばれる部分で、顕微鏡で見ると小さな皮が重なった形状にあります。

 

頭皮の部分にある毛根の末端の中心部分を毛乳頭と言います。毛乳頭を取り囲むような形で毛母細胞がたくさん存在しており、この部分をまとめて毛球部と呼びます。

 

毛母細胞は毛細血管から栄養分を吸収しながら増殖、分化を繰り返して毛髪を作り、上に伸びていきます。これが毛髪の伸びる仕組みです。

 

髪の毛の色個々のメラニン色素によって決まりますが、メラニンを生み出しているのが毛球の中にあるメラノサイトと呼ばれる色素細胞です。ここから毛母細胞にメラニン色素が受け渡されます。

 

毛球部の上部には、バルジと呼ばれる少し膨らんだ部分に立毛筋が付着しています。立毛筋とは文字通り毛を立たせる筋肉です。交感神経に支配される平滑筋で、寒さなどの外部からの刺激や恐怖などを感じた時に収縮し、毛を逆立てます。

 

そしてこのバルジのさらに上部にある脂腺からは皮脂が分泌されて汗とまじりあって皮脂膜を作ります。この皮脂膜で皮膚や毛を乾燥から守るなど、人を環境から保護する役目をしてくれます。

 

毛髪の存在意義について

毛髪の役割

毛髪が大事なのは外見上のイメージだけのためではありません。髪や体の毛を失うことで多くの不利益を被るのです。毛髪は表皮より発生する皮膚の一部なので毛髪に関する病気や症状は皮膚科の医師が担当します。

 

ヒトの体には手のひらや足の裏や唇を除くほぼ全身に、およそ500万本もの毛が生えています。

 

詳しく見ると、軟毛と硬毛の2種があり、硬毛は長毛(頭髪、ひげ、腋毛、陰毛など)と短毛(まゆ毛、まつ毛、鼻毛など)に分類されます。軟毛は硬毛より細く短くやわらかいことが特徴です。

 

ですがこれも固定的なものではなく、男性ホルモンの影響で、軟毛だった毛が思春期に硬毛化したり、硬毛だった毛が、成人して軟毛化したりすることもあります。このように述べると、薄毛や脱毛という現象は、硬毛の軟毛化とも言い換えられます。

 

体毛の役割について

 

毛髪は皮膚の表面に対して斜めに傾いて生えています。体内で生み出した熱を保つために斜めに生えた毛で保温するのです。また体温を保つだけでなく、紫外線など体に有害な光線をさえぎる役割も果たしています。もし皮膚から垂直に生えていたら、雨も紫外線もダイレクトに頭皮に当たります。

 

もちろん、頭を何かにぶつけてしまった時の刺激の軽減にも頭髪は役立っています。まつ毛はほこりや汗が目に入るのを防ぐ役割を果たしていますし、鼻毛は鼻で呼吸するときに異物の侵入を防いだり、冷たい空気が直接入ってのどを傷めないようにもしています。

 

腋毛や陰毛も関節部にありますので、摩擦による皮膚の傷害を軽減する役割を果たしています。