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男性型脱毛症(AGA)の薄毛対策に役立つ育毛剤と発毛剤

育毛剤と発毛剤

男性型脱毛症(AGAに)の薄毛対策に活用できる育毛剤や発毛剤とは、頭皮のふけやかゆみ、脱毛、薄毛、種々の脱毛症の治療や予防や防止、養毛や育毛や発毛の促進の目的で用いられる医薬品、医薬部外品の外用剤の事です。

 

市販されている育毛剤および発毛剤で「薬用」と表記されているものは、そのほとんどが積極的な治療よりも予防に重点を置く「医薬部外品」です。病気の治療や予防にも用いられる「医薬品」と分類されるものは、数種類しかありません。

 

医薬品は医師による処方箋が必要な「医療用医薬品」と、薬局などで購入可能の「一般医薬品」があります。

 

医薬品の育毛剤・発毛剤は効果が高い?

 

育毛剤および発毛剤で医療用医薬品としては、男性型脱毛症に用いる「プロペシア」があります。これは1998年にアメリカで、2005年に日本で認可された脱毛抑止の内服薬です。医療機関で医師に処方してもらうことができます。

 

一般医薬品は

 

  • 第一類医薬品・・・副作用などにより、安全性が確立していない成分やリスクが高いと思われる成分が含まれており薬剤師によって説明を受けたうえで購入する
  •  

  • 第二類医薬品・・・まれに日常生活に影響を及ぼす恐れのある成分を含む
  •  

  • 第三類医薬品・・・日常生活に支障をきたすほどではないが体調の変調や不調が起こる恐れのある

 

に分けられています。

 

育毛剤および発毛剤の分野では、壮年性脱毛症の発毛や脱毛の進行予防薬の「リアップ」が第一類医薬品で、「カロヤンアポジカΣプラス」や「ハツモールヘアーグロアS」は第二類医薬品、「NFカロヤンガッシュ」は第三類医薬品です。第三類医薬品は通信販売も認められています。

医薬品の育毛剤の成分

 

フィナステリド

 

プロペシアは2005年から販売されている「男性における男性型脱毛症の進行遅延剤」です。医師の診断により処方を受けて購入します。プロペシアは製品名ですが、成分としてはフィナステリドが有効成分として認可されています。

 

このフィナステリドはもともと前立腺肥大症の治療薬として開発され、販売されていたものですが、副作用として発毛効果があることが分かり、男性型脱毛症の治療薬としての認可を受けました。

 

フィナステリドは薄毛や脱毛を引き起こす5α還元酵素U型を選択的に抑制することにより、テストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を阻害し、発毛作用を示します。日本ではフィナステリド配合薬は保険適用外のため、全額自己負担です。

 

男性型脱毛症の治療薬ですので、他の脱毛症では処方されません。また、女性や未成年にも適用が認められていません。ドーピング検査にもかかりますのでスポーツ選手にもおすすめできません。

 

治療には、一日一錠の服用で通常連続6カ月の投与が必要とされています。6カ月服用しても変化が見られないときは、投薬を中止することが指導されています。効果がある場合は三ヶ月後から現れ始め、6から12ヶ月後までには明らかになります。

 

製薬会社の発表では、投与後の改善率は頭頂部で6.1%、前頭部で2.0%です。平均して一年間に10万円の費用がかかります。最長1年続けてみても効果がない時は、飲むことをやめ、別の方法を考えるべきです。

 

また、肝機能に障害がある人の服用も、安全性が確認されていませんので、こまめに外来で様子を見ながらの服用となっています。頻尿や頭痛、腹痛、下痢などの副作用が起こることもありますが、体を著しく損なう程度の副作用は見られていません。

 

またこのフィナステリド配合薬は1mg錠と0.2g錠の二つのタイプがありますが、日本ではその量の違いによる効果の違いは有意にはありません。日本ではまだ認められていませんが、海外では3年間継続して内服した臨床研究もあります。

 

この研究では、98%の男性型脱毛症の人に、脱毛状態の進行が認められなかったことが報告されています。つまり、発毛を回復はさせなくても、脱毛の進行を抑える効果は確実に認められるのです。

 

ミノキシジル

 

ミノキシジルはもともと、血管を拡張し、血圧を下げる効果のある「経口血圧降下剤」として、主に使用されていました。副作用として全身の多毛症を頻繁に引き起こすことから、頭皮に対しての外用薬として臨床実験が実施され、脱毛症に有効と発表されました。

 

1988年にアメリカの製薬会社よりミノキシジル濃度2%の「ロゲイン」が製品として販売され、頭頂部の薄毛対策治療薬として認可されました。当初はアメリカでも医師による処方箋が必要でしたが、現在ではドラッグストアなどでミノキシジル濃度5%のものも購入することができます。

 

ミノキシジルは頭頂部に飲み効果があって、額の両サイドから禿げるタイプの脱毛や薄毛には効果がないとされています。日本では「リアップ」がミノキシジル製剤として1999年に厚生省の認可を受け一般医薬品として販売されました。

 

2009年から販売されている「リアップX5」は有効成分のミノキシジル濃度が5%の製品です。女性向けの「リアップレディ」や「リアップリジェンヌ」はミノキシジル1%配合となっています。

 

ミノキシジルにアレルギーを起こしたことがある人や、壮年性脱毛症以外の人、未成年、炎症や違和感や痛みがある人は使用してはいけません。

 

また、女性は配合が1%のみと限られています。めまいや突然の体重増加、頭皮の違和感や、顔の毛が濃くなった場合、4か月使用して効果が感じられない場合は、使用を中止して医師に相談することとなっています。

 

デュタステリド

 

デュタステリドは男性型脱毛症の治療薬として発売されているものではなく、日本では前立腺肥大症の治療薬として2009年に認可された医師の処方箋が必要な医薬品です。

 

デュタステリドは、薄毛や脱毛を引き起こす還元酵素5αリダクターゼT型とU型の両方を阻害し、男性ホルモンのテストステロンが男性型脱毛症の原因と言われているジヒドロテストステロンに変換生成されるのを抑制します。

 

このことから脱毛治療卓としては日本では未認可ですが、一部医療機関ではプロペシアに満足な結果が得られなかった人に処方しています。副作用としては、勃起不全、性欲減退、射精障害が報告されています。

医薬部外品の育毛剤の効果

販売されている育毛剤に含まれている成分は、医薬部外品の場合は大きく分けて5つの効果が期待されています。

 

血行促進作用

塩化カルプロニウム、ショウキョウエキス、ニコチン酸ベンジルエステル、センブリエキス、ビタミンE誘導体

 

栄養補給・細胞賦活作用

ペンタデカン酸グリセリド、ソフォラ抽出エキス、ニンジンエキス、ニコチン酸アミド、プラセンタエキス、パントテニルエチルエーテル、ジアルキルモノアミン誘導体

 

抗炎症・抗菌作用

ヒノキチオール、βグリチルレチン酸

 

毛母細胞、毛乳頭への作用

6-ベンジルアデニン、t-フラバノン、アデノシン

 

その他の作用

セファランチン、ボタンピエキス

 

市販の発毛剤や育毛剤

 

主に男性用として発売されている発毛剤および育毛剤についてご紹介します。

 

医薬部外品

 

サクセスバイタルチャージ薬用育毛剤(花王)
主な有効成分 β-グリチルレチン酸、t-フラバノン、ナイアシンアミド、生薬センブリエキス
効能・効果 毛根から太く長く育て、薄毛や抜け毛を予防する。毛根に直接作用する有効成分t-フラバノンを配合している。

 

薬用毛髪力イノベート(ライオン)
主な有効成分 β-ベンジルアミノプリン、ペンタデカン酸グリセリド
効能・効果 毛乳頭から発信される発毛促進シグナルであるエフリンとBMPを増幅し、毛母細胞を活性化することで脱毛を防ぎ、育毛を促進する。

 

モウガ(ツムラ ライフサイエンス)
主な有効成分 ニンジン抽出液、ショウキョウチンキ、センブリ抽出液
効能・効果 生薬が本来持つ、シナジー効果で血流を促進し、毛包細胞に栄養を与えるとともに、直接毛包に働きかけ、細胞の増殖を促進する。発毛促進、脱毛の予防、育毛、毛生促進、薄毛、ふけ、かゆみ

 

薬用アデノゲン(資生堂)
主な有効成分 アデノシン
効能・効果 アデノシンの働きによって、毛乳頭細胞から発毛促進因子FGF-7が増え、毛成長を促進する。

 

薬用クロウ(化研生薬)
主な有効成分 グリチルリチン酸ジカリウム、セファランチン
効能・効果 毛器官の細胞を賦活し、増殖させる。抗炎症作用があり、自己免疫・アレルギー等の際の反応を抑制する。男女を問わず使用できる。

 

一般用医薬品

 

NFカロヤンガッシュ(第一三共ヘルスケア)
主な有効成分 カルプロニウム塩化物(2%)
効能・効果 毛細血管を塗布した部分のみ局所的に拡張し、頭皮の血行を促進し、毛成長を促す。
一般的効能 壮年性脱毛症、円形脱毛症、粃糠性脱毛症、びまん性脱毛症
医療用効能 円形脱毛症、悪性脱毛症、びまん性脱毛症、壮年性脱毛症、症候性脱毛症など

 

リアップ(大正製薬)
主な有効成分 ミノキシジル(1%)
効能・効果 壮年性脱毛症における発毛、育毛および抜け毛の進行予防

 

フロジン液(第一三共)
主な有効成分 カルプロニウム塩化物(5%)
効能・効果 毛細血管を、塗布した部分に局所的に拡張し頭皮の血行を促進し、毛成長を促す。
一般的効能 壮年性脱毛症、円形脱毛症、粃糠性脱毛症、びまん性脱毛症
医療用効能 円形脱毛症、悪性脱毛症、びまん性脱毛症、壮年性脱毛症、症候性脱毛症など