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男性型脱毛症(AGA)対策の最終形!育毛の未来とは

育毛の未来

現在最も有効な育毛方法と言われているのは自毛植毛法ですが、金額的な問題や生えそろうのにほぼ一年と長期的な手法との問題点があります。

 

これからどのような育毛方法が生み出されるのか、どのような研究がされているのかご紹介します。

毛髪培養

毛髪は皮膚が変化した組織である毛包から作られています。この毛包は、表皮性細胞と真皮性細胞から成り立ち、真皮性細胞である毛乳頭細胞の命令により、表皮細胞が変化して形成されています。

 

毛乳頭細胞を皮膚に移植してみると、毛髪を再生することができるとして、毛包誘導能を維持した毛乳頭細胞を大量に得る培養法が確立しています。

 

毛根部の毛乳頭細胞を取り出し、0.1mmほどの毛乳頭に集まる細胞を培養液に浸し、25000倍位まで増やし、薄くなった部位へ移植するのです。

 

自毛植毛法から頭髪再生へ

 

現在行われている自毛植毛法では、薄くなった部分が多すぎる人や健康な毛が少なすぎて、その皮膚を切り取ることができない人には利用できない植毛法でしたが、この毛髪培養法では、培養により細胞を増やしていくので、そのような人にも対応が可能なのです。

 

毛乳頭は約千個の細胞から成り立っており、初めに50本の毛髪から毛乳頭を分離し、1000億個以上にまで増殖させ、これを移植すれば、理論的には50本の髪の毛から300人以上の毛髪をふさふさにすることが可能なのです。

 

体外で培養して増殖させた被験者本人の毛乳頭細胞を皮膚に自家移植して、毛髪を再生するのです。現在、毛乳頭の培養までは実用化されていますが、まだ頭髪再生としては実用化されていません。将来的に自毛植毛法に変わる頭髪再生の新方式になることが期待されます。

 

まだまだ実用化には至らない

 

髪の毛が抜ける

自家細胞を移植する方式は、親知らずを抜いた時に付着している歯肉の組織を培養して、やけどの跡などの皮膚再生に用いることは実用化していますが、毛髪に関してはまだその段階に到達できていません。

 

この理論が実用化されると、健康は毛髪が少ない人にも適用できるだけでなく、5〜6本分さえ毛髪を採取すれば良いので、傷跡ものこらないというメリットもあります。

 

まだ解消されていない問題点としては、培養された細胞は寿命が短いので何度か移植を繰り返さなくてはならないかもしれないということと、細胞のがん化の懸念があるということです。

 

マウスで実験するときは、マウスはヘアサイクルが一定で毛の成長期と休止期が一斉に行われますが、人間の毛髪は一本一本周期が異なるので、一度にすべて完了できるように、簡単にはいかないのではないかとも言われています。

 

自毛植毛法も何百万円もかかる高額な治療法です。まして培養となると、金額もいくらになるのかまだ試算もできていません。毛髪の人類の悩みは尽きないので、これからも色々な手法が編み出されることでしょう。

 

iPS細胞とES細胞

 

ヒトの皮膚細胞に遺伝子操作をすることで、iPS細胞という特殊な細胞を作ることに、2007年京都大学の再生医療科学研究所の山中信弥教授と、アメリカのウィスコンシン大学のジェームズ・トムソン教授の二つのグループが成功しました。

 

再生医療や受注医療の実現に向けて、世界中で大きな新しい流れとして注目を浴びています。

 

このiPS細胞は、日本語では人工多能性幹細胞と言われ、ES細胞とともに万能細胞とも呼ばれるものです。万能細胞とは、体のあらゆる細胞に変化できる細胞を意味し、それぞれの組織を構成する分化した細胞を生み出すもとになる細胞の事です。

 

これらの幹細胞は、分化能をもつ未分化の細胞であり、分化細胞の供給源となり、自己再生性を持ち、細胞分裂が頻繁には起こらず、無限の増殖が可能で、がんの発生源にもなる特性を持ちます。

 

幹細胞が未分化のままで保たれ、その子孫細胞だけが増殖することで細胞を供給しており、子孫細胞が不足すると不足した分だけ増殖します。

 

この万能細胞を傷ついたり機能を損なったりした臓器や組織に移植するだけでなく、毛髪にも移植することができれば、毛髪の問題も新たな解決を得るかもしれません。